2008年01月05日
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?/山田真哉/光文社新書
改めまして、謹賀新年 ってもう遅い?
「ベストセラーは一年たって、それでも本屋で平積みにされていたら買って読む」というひねくれもののさんちゃごです。
今年もよろしくお願いいたします。
ベストセラーは「日頃本を読まない人が読むもの」とわたしのなかで定義されております、はい。
でも去年のわたしのワースト本はリリーフランキーの「東京タワー」です。書籍代以外にも置いている本棚の場所代、読んだ時間代、全部返してくれー!!!と思いました。
すぐに地元の図書館に寄贈いたしました。
さて、さおだけ屋、わかりやすいとても楽しい本でした。
①まず目次!!!
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?に並ぶエピソードが6つあり、どれも身近な話題です。目次を読むだけで、「なんでだろ」「知りたい」が湧きあがってきて、購買意欲を刺激します。
日頃からコンビニなどの小売店の陳列が大好きで、飲み屋に入ると常々売り上げ予測をしてしまうわたしにとっては興味をそそられる内容ばかりでした。
話はそれますがわたしが見つけた最近の法則。「坂の下にあるコンビニは長くは続かない」です。
どうでしょう???
これを読んでいる方の中にコンビニ経営してる方がいらしたらすみません、わたしの独断ですのでお気になさらずに
②文が平易
作家や評論家ではなく、フツー(よりちょっと文章がうまい人)が書いている本で、ちょこっとご家族のお話なども出てくるので、親近感がわきます。難解な言葉も出てこないです。まえがきとあとがきがあって、その間にエピソードが6つ。
なんてわかりやすい構成なんでしょう!!!
久しぶりにこんなに親切な書籍に出会ったな、と思いました。
③「会計って難しい」
「会計は難しい」と前書きで触れているので、ちょっとぐらいわかんないとこがあっても「難しいって言うんだからしょうがないやー」と、くじけずに読み進めることができます(笑)
それでもエピソードがくっきり分かれているので、後に差し支えはありません。
でも、難しいからこそもっと知りたいなーと思わせてくれる、よい本だと私は思います。なんか、RPGでいうと、「会計」という道具を持っていれば経験値がアップするような、そんな印象を受けます。
④値段と厚さ
1㎝ぐらいの厚さで700円。字が大きいので二時間ぐらいで気軽に読めるし、700円なので、多少中身がスカスカ感があっても責める気持ちにはなりません。著者自身が「これは会計の入門書ではありません。エッセンスです。」と言っています。
エッセンス それは必要ではないけどあると嬉しいなーという人によって価値観が大きくぶれるところですが、わたしは高いとは思いませんでした。
何度も読みたくなるわけではないけど、暇な時にちょっとまた目を通してみようかな、的なものです。
⑤わかりやすい
耳慣れない会計用語は出てきますが、普通のサラリーマンなら押さえておくべきことばかりです。損益計算書とか原価とか回転率とか。それと、「へー!なるほど」「そうだったんだ!」があらゆるところに散りばめられていて、楽しく読むことができます。
「へー、なるほど!」の納得感は老若男女問わず、多くの学習において、必要なものだと、わたしは考えます。
もし仮に、従業員30~50人ぐらいの会社があるとして、パートさんから社長さんまで全員がこの本を読んで、日頃の業務の中で少しでも会計の知識を共通認識できれば、楽しくワクワクしながらお仕事ができるんだろうなーと思いました。
あたしが社長だったら三冊ぐらい必読の書を決めて共通言語を作ることから始めたい!(もちろんinc「7つの習慣」)
全員の共通の話題が飲み会と酒と他者の悪口とかだとさみいじゃないですかー。テレビの話題だとついていけないし。
どこにも属していない無職の私が書くのもなんですが、一つの組織の中での共通言語はほんとうに必要だと感じる今日この頃です。(業界用語とか専門用語とは別で)
言語が確立する→一言えば7~10ぐらいは伝わる→スピーディーに物事が進む→新しく仕事が来る→早く進むからボトムアップもできる→さらに言語が増え、正確になっていく
あー、ほれぼれするような好循環です~
とにもくにも「さおだけ屋は~」はわたしにとって苦手な会計に興味を抱かせてくれたよい出会いでした!
「ベストセラーは一年たって、それでも本屋で平積みにされていたら買って読む」というひねくれもののさんちゃごです。
今年もよろしくお願いいたします。
ベストセラーは「日頃本を読まない人が読むもの」とわたしのなかで定義されております、はい。
でも去年のわたしのワースト本はリリーフランキーの「東京タワー」です。書籍代以外にも置いている本棚の場所代、読んだ時間代、全部返してくれー!!!と思いました。
すぐに地元の図書館に寄贈いたしました。
さて、さおだけ屋、わかりやすいとても楽しい本でした。
①まず目次!!!
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?に並ぶエピソードが6つあり、どれも身近な話題です。目次を読むだけで、「なんでだろ」「知りたい」が湧きあがってきて、購買意欲を刺激します。
日頃からコンビニなどの小売店の陳列が大好きで、飲み屋に入ると常々売り上げ予測をしてしまうわたしにとっては興味をそそられる内容ばかりでした。
話はそれますがわたしが見つけた最近の法則。「坂の下にあるコンビニは長くは続かない」です。
どうでしょう???
これを読んでいる方の中にコンビニ経営してる方がいらしたらすみません、わたしの独断ですのでお気になさらずに
②文が平易
作家や評論家ではなく、フツー(よりちょっと文章がうまい人)が書いている本で、ちょこっとご家族のお話なども出てくるので、親近感がわきます。難解な言葉も出てこないです。まえがきとあとがきがあって、その間にエピソードが6つ。
なんてわかりやすい構成なんでしょう!!!
久しぶりにこんなに親切な書籍に出会ったな、と思いました。
③「会計って難しい」
「会計は難しい」と前書きで触れているので、ちょっとぐらいわかんないとこがあっても「難しいって言うんだからしょうがないやー」と、くじけずに読み進めることができます(笑)
それでもエピソードがくっきり分かれているので、後に差し支えはありません。
でも、難しいからこそもっと知りたいなーと思わせてくれる、よい本だと私は思います。なんか、RPGでいうと、「会計」という道具を持っていれば経験値がアップするような、そんな印象を受けます。
④値段と厚さ
1㎝ぐらいの厚さで700円。字が大きいので二時間ぐらいで気軽に読めるし、700円なので、多少中身がスカスカ感があっても責める気持ちにはなりません。著者自身が「これは会計の入門書ではありません。エッセンスです。」と言っています。
エッセンス それは必要ではないけどあると嬉しいなーという人によって価値観が大きくぶれるところですが、わたしは高いとは思いませんでした。
何度も読みたくなるわけではないけど、暇な時にちょっとまた目を通してみようかな、的なものです。
⑤わかりやすい
耳慣れない会計用語は出てきますが、普通のサラリーマンなら押さえておくべきことばかりです。損益計算書とか原価とか回転率とか。それと、「へー!なるほど」「そうだったんだ!」があらゆるところに散りばめられていて、楽しく読むことができます。
「へー、なるほど!」の納得感は老若男女問わず、多くの学習において、必要なものだと、わたしは考えます。
もし仮に、従業員30~50人ぐらいの会社があるとして、パートさんから社長さんまで全員がこの本を読んで、日頃の業務の中で少しでも会計の知識を共通認識できれば、楽しくワクワクしながらお仕事ができるんだろうなーと思いました。
あたしが社長だったら三冊ぐらい必読の書を決めて共通言語を作ることから始めたい!(もちろんinc「7つの習慣」)
全員の共通の話題が飲み会と酒と他者の悪口とかだとさみいじゃないですかー。テレビの話題だとついていけないし。
どこにも属していない無職の私が書くのもなんですが、一つの組織の中での共通言語はほんとうに必要だと感じる今日この頃です。(業界用語とか専門用語とは別で)
言語が確立する→一言えば7~10ぐらいは伝わる→スピーディーに物事が進む→新しく仕事が来る→早く進むからボトムアップもできる→さらに言語が増え、正確になっていく
あー、ほれぼれするような好循環です~
とにもくにも「さおだけ屋は~」はわたしにとって苦手な会計に興味を抱かせてくれたよい出会いでした!
Posted by さんちゃご at 16:06│Comments(0)
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